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今日、当院での治療が終わった患者さんがいました。この患者さんはかなり悪い状況で受診しているので5本の困難な治療(生活歯髄療法3本、根管治療2本)でした。全てマイクロスコープを使用した歯内療法で何とかなりました。あとはかかりつけ歯科医院へ行って頂き、歯周病の処置、インプラント、最終的な被せものなどをやって仕上げて終わりという流れです。
まだまだ最終的な治療は終わった訳ではなく、とりあえずは当院が終わっただけでその後も重要な治療が待っています。歯内療法は下請け的な治療ですが非常に重要な治療です。最終的な治療よりも重要な場合が多いです。この価値を引き続きお伝えするように意識していきたいと改めて思いました。
今日の患者さんには最後に部屋をでる時に笑顔で御礼を言われたのがうれしい瞬間でした。このような時は患者さんに「お疲れ様でした!」とつい声をかけてしまいます。
http://www.pescj.org
私の所属しているスタディグループのホームページのリンクです。
最近ラバーダムの動画がアップされています。ぜひご参考に。他にも根管治療の相談窓口もできたようです。少しずつではありますが世の中に正しい考え方が浸透していくことを感じるものです。
もちろん引き続き当院のメール相談も継続していますのでご利用ください。
このたびは貴重なお時間をさいてアンケートにご協力いただきましてありがとうございました。2011年7月~2012年7月におけるアンケート結果を下記の通りまとめさせていただきました。
昨日は毎月開催されるペンエンドスタディクラブインジャパンの研修でした。お茶の水で座学です。
今回は私が担当のパートで「歯冠側からの漏洩(コロナルリーケージ)」というところをプレゼンテーションしました。大人数という訳ではないのですが、メンバーが凄い人たちですからさすがに緊張しました。「ふー!」っと一息といった感じです。
現在11月上旬の連休ですね。私の周りの歯科医師は海外旅行に行ったりして楽しんでいます。
それなのに私は・・・。
ファミレスで論文読んでいます。何せ今度の土曜日にペンエンドスタディクラブインジャパンのトピックプレゼンテーションがあり、1時間「歯冠側からの漏洩(coronal leakage)」についてプレゼンする事になっています。
正直まずい状況で今から焦っています。今週はひたすら最後のスパートかけて頑張らなければなりません。辛いです。人生辛いのは何回あるんでしょうか?
先日に続き、またまた破折ファイルがある症例の対応をしました。歯科医師の間でよくある話ですが、「2度ある事は3度ある」に近い事です。同じような治療内容や出来事が連発する事は我々の日々の臨床でたまにあることです。
赤丸の部分がファイルというヤスリのような器具が食い込んで折れてしまっている状況です。もちろん日常の臨床で誰でもあり得ることですので問題ないのですが。起こらない方が良いに越した事はありません。
今回のケースもマイクロスコープ下で確実に視認できて超音波チップで確実に動いたので除去できました。折れていても感染しなければ問題ないですし、無理に除去しようとして歯を削り過ぎるのも問題ですので状況によって判断が必要になります。
私事ですが、幸いマイクロスコープを使用するようになって(歯内療法の勉強をきちんとするようになって)ファイルを折る事がほとんどなくなりました。(というかここ数年は折っていません。)やはり自由診療にしてきちんと診療費を頂いているのでファイルを早めに使わなくしたり、使い捨てにしたりしていますので当然折れる確率は減ります。
また、色々な高額な器具を使用しますから、それぞれを大事に使用したり、形成のコツが少しづつですがわかってきて、器具に変な負担がかからないように出来ているのかもしれません。
今回の偶発症は比較的高頻度に起こります。もし起きてしまった時は速やかにマイクロスコープのある歯科医院へ紹介するよう一般の歯科医院でもルールかしてもらいたいものです。