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症例・ブログ

昨日は下の7番目の歯(樋状根)の治療がありました。

今日は樋状根の治療の方が来院されました。

樋状根の形成後

こんな感じでコの字状の管です。

樋状根の根管充填樋状根に薬(ガッタパーチャ)を詰めたところ。

樋状根は7番目の歯によく見られますが、なかなか治療が難しい面があるかもしれません。このような形に空気が入らないように整えて詰めて行くのって意外に大変です。

フルボッコのかなり不安な穿孔修理症例

MTAで穿孔修理先日来院されて治療が終了した方です。穿孔(パーフォレーション)が5箇所位あって、フルボッコ状態でした。^^

しょうがないからMTAセメントでまとめてリペアしたのですが、まあ大変・・・。硬化不良などもあって余計に1回来院してもらって大変でした。

その上、この後の支台築造(ポスト&コア)の接着面積もあまり確保出来ないので長期的にはかなりリスクがあるという事で治療が終了しました。一応残りそうですが、不安です。でも私がその可能性を潰すわけにもいかないので、私からはドライに客観的に正しい情報提供のみを試みて、あくまでも治療する、治療しないは患者さんの決断になります。

いきなりCTは要らないですよ〜!

CT画像は不要

今日、ある知り合いの先生から「患者さんを紹介する事を検討してて、CTを送りたいのでメールアドレスを教えてください。」と連絡がありました。

以前から知っている先生でしたので「CTじゃなくてデンタルを送って下さい。このメッセンジャーで良いですよ〜。」って軽くお返事したのですが、CTが送られてきました。「いやいや、デンタル送って下さ〜い!」って再度丁重にお返事してからデンタルが送られてきました。

よくCTで何でもわかると勘違いされている事って多いんです。何でもかんでもCT撮っちゃう。また、歯科の業者さんもこれからはCTは必須ですとか適当に言って、皆買っちゃう・・・。

ALARA(as low as reasonably achievable)の法則ってやつがある訳ですよ。ALARAとは、国際放射線防護委員会が示した放射線防護の基本的な考え方です。レントゲンを撮影すると患者さんは被曝する訳ですし、治療上のメリットが被曝のデメリットを上回るから治療に必要で撮影する訳ですよね・・・。

CTは被曝量も大きいし、歯内療法専門医はいきなりCTを撮影して根管治療するっていう教育は受けていません。アメリカの大学病院の歯内療法科でもまずはデンタル(小さいレントゲン)を撮影して、どうしても追加で情報が必要な時に限ってCTなどを撮影します。

もちろんCTが完全に不要と言っている訳ではないです。必要な時は必要です。当院にはCTはありませんが、必要と思われたらCT撮影を外注し他院にて撮影を依頼する事になります。

今日こんな出来事があったので投稿してみました。

青い隔壁(青いレジン)について

青い隔壁

当院ではたまに青い充填材(青いレジンを使用)を使用して隔壁を作成します。

かかりつけ歯科医院の担当歯科医師が当院の治療が終了してから、自分の治療に移行する際に歯質と詰め物の識別がきちんとできて除去し易い事は重要です。

今回は根管治療(根の治療)終了後に矯正装置を付けて、歯の挺出(エクストリュージョン)をするそうなのでこのような対応をしています。

かかりつけ歯科医院との連携を密にする事が重要です。

カナダのエンドドンティストで治療した患者さん

先日、カナダのエンドドンティスト(歯内療法専門医)で治療した事のある患者さんが受診されました。

カナダで根管治療

一見問題ないと思われました。かかりつけ歯科医院から紹介状と一緒に送られてきたCTの画像には口蓋根と遠心頬側根には透過像を認めました。

しかし、今回の診査では異常初見は認めず、カナダの歯内療法専門医できちんとやってある歯でしたため、今回は治療介入せずに待機的診断という事になりました。

ほとんど当院に来院される患者さんの過去の治療は良くないものばかりで、大抵は再治療した方が良いケースが多いのですが、今回は珍しいです。

「治療しないで経過観察を続けましょう。」

ってやつです。

一般的に北米(アメリカとカナダ)は歯内療法専門医のレベルが高いと思われます。

先日の初回の前歯部石灰化症例です。

石灰化症例穿通前

先日の当院での症例です。

年齢と共に根管(歯の神経の管)は石灰化により閉鎖されていきます。

今回の症例でもかなり時間が経過したため、根管が閉鎖してしまっていました。

 

何とかファイルで探索し、根管が見つかった

マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を駆使し、よく見ながら少しずつ慎重に超音波器具を使用して何とか根管を見つけたところ。

 

拡大形成後

無事根管を見つけて先端部まで長さを計測して、隔壁(周りの壁)を作成しました。その後根管を拡大(広げる行為)し、清掃、次亜塩素酸ナトリウムとEDTAで洗浄し、水酸化カルシウムを貼薬して、この日は終了しました。

表面の歯肉に腫れがあったのですが、ここまでやっておけば80%位は治る事が予測出来ます。逆に治らなければ外科的歯内療法に移行します。

何よりも残存歯質量が重要です!

残存歯質が少ない症例

先日の症例です。

かかりつけ歯科医院からのご紹介で仮歯が入っていました。仮歯をはずしてみたら・・・。

「歯がなーい!」

特に内側(口蓋側)・・・。

しょうがないので電気メスで軽く歯肉をどかして止血して青い材料で隔壁(壁のようなもの)を作成して治療を開始しました。

私達歯内療法専門医は根の先に出来た病気(根尖性歯周炎)はほとんど治せますが、歯が残ってないと、いくら病気が治っても歯はもちません。

歯肉に出ている歯の部分の厚みと高さが最重要です。だって根の治療が終わっても被せられなかったら歯として使えませんよね・・・。

 

昨日の症例(歯の破折)

破折した歯

昨日の診療の方で再治療開始の1回目の診療時です。クラウン(被せ物)を除去して、レジンコア(土台の材料)を除去したら写真のような感じです。

中が完全に割れてました・・・。涙

折れた歯を接着で何とかしようという考えでやっている歯科医師も結構いるかもしれません。先日もある雑誌にそのような記事が出ていました。

しかし、接着剤で折れた歯をくっつけるというのはかなり無理があります。

大抵は抜歯になります。

 

今回は明らかに歯が折れていて離断していましたのですぐに仮詰めして中止の対応となりました。残念ですがやむを得ないですね・・・。

根尖性歯周炎の経過観察期間は最低4年必要です。

右下6術前2右下6再治療術前1

 

 

術前のデンタルX線写真2枚です。右下の第一大臼歯(右下6番)の近心根、遠心根(2本に分かれた根)共にX線透過像(黒い影)を認めます。特に近心の方はかなり大きいです。

右下6術後1

右下6術後2

 

術後4年を超えて経過観察で来院された時に撮影したデンタルX線写真2枚です。X線透過像はほとんど消失し治癒している可能性が高い事が明確になっています。

今日は経過観察の患者さんが多くバタバタしていました。

一般的に根管治療した場合は根管充填(RCF)した日から術後3ヶ月過ぎたら一度当院にて経過観察を行い、治癒してきているか?治癒しなくて外科的歯内療法へ移行するのか?を見極めます。

そして最終的には4年間経過を追って、予後を評価します。歯内療法専門医は根尖性歯周炎の予防と治療に特化した歯科医師です。責任もって経過を診る事も重要になってきます。

 

年末年始の休診のお知らせ

2017年12月28日(木)〜2018年1月4日(木)まで休診となります。

休診期間中のお問い合わせメール等につきましては緊急のご用件以外は1月5日(金)から順次対応させていただきます。

何卒よろしくお願いいたします。

 

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