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2022年6月頃(未定)より、上野(東京都台東区)に移転いたします。
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よろしくお願いいたします。
最近Doctorbookという会社のオンラインセミナーの収録があって、すでに公開されています。
忘れた頃にふとサイトを見てみたら・・・。
なんと2位に!
「どうしたら患者さんのためになる歯科医療が実現できるか?」
を考えてプレゼンテーションしたつもりです。
一般的な歯科医師に観てもらいたい内容になっています。
また、患者さんも自分の歯は自分の責任で大事にしてもらえたら良いなあ・・・。
と切に願っています。
今はコロナの真っ只中ですね・・・。世の中ソーシャルディスタンシングにテレワークなど社会情勢はかなり変化していますね。
コロナの感染よりも歯の感染の方が怖いので、皆様メディアから流れる情報には流されないよう注意が必要です。
先日、Doctorbookという会社でプレゼンテーションをしました。歯科関係者なら見れると思います。
そこでも伝えている事なのですが、歯内療法は症例によって簡単な事もありますし難しいこともあります。ほとんどの歯科医師は歯内療法についてあまり深く考えていません。かかりつけ歯科医院にてGP(色々な診療を一人でやっている歯科医師のこと)が歯内療法をするのか?専門医にアウトソースして対応するのか?などいくつか選択肢があるのですが・・・。
患者さんとしては、自分の口腔内は自分で守る必要があると思います。
最近来院患者さんと話すと、かかりつけ歯科医院から当院のような歯内療法専門医で治療する選択肢を提供してくれる歯科医院があまりにも少ないと患者さんも言っています。
是非今回のドクターブックのプレゼンテーションできちんと難症例の歯内療法(根管治療、生活歯髄療法など)は連携して対応するような歯科界の風土ができたら良いなあ・・・。と思います。
先日、株式会社ドクターブックが開催しているエールバトンという動画の収録が終わって既にネット上で公開されていると思います。
かなり恥ずかしかったのですが、何とかメッセージを動画で収録しました。
「コロナに負けずに頑張りましょう!」的な内容ですが、私の中ではコロナは特に気にする必要がないものだと思っています。
コロナを予防するには上気道感染をどうやって予防するか?だと思いますので、歯科や耳鼻科領域をケアする姿勢は非常に重要かと思います。
マスクやソーシャルディスタンシングの重要性はかなり低いと思います。毎日感染症をターゲットにしている歯内療法専門医としては感染を広く捉えれば多くの概略は掴めると思いますが・・・。
という訳で難しい事は抜きにして、とにかく日々口腔をきちんとケアして、一度きりの人生は楽しく生きたいものです。
バンコク在住の日本人の患者さんが当院に来院されました。
私は中国の上海では実際に診療出来るので、歯内療法専門医として診療出来ますが、残念ながらタイでは日本の歯科医師免許では診療出来ません。
今回はタイでは根管治療を受けるのが不安だという事で事前に連絡を取り合って、綿密に準備して診療に来てもらいました。2回で終わらせる計画を立て、実際に順調に1回目の診療が終わりました。
根管治療後の修復治療(クラウンなどの補綴物)はどこでやるか?はまだ未定ですが、タイ(バンコク)の歯科医院も紹介出来ますし、日本で治療する事も可能です。
歯内療法の治療は多くは1~3回で完結する事が多いので海外在住の患者さんでも十分質を落とさず治療可能です。ただし航空券や宿泊費はかかりますが、何かの予定のついでとかで日本に帰国する時を利用したり、今はLCCが発達していますので以前に比べたら航空券代も安く済む時代になっていますね。
他にも最近はシンガポールなどからも患者さんが来院されます。
海外ではなかなか治療も少し頑張れば普通に受診出来ます。
当院は羽田空港からも成田空港からもそれほど遠くないので、何かあればメールにてご相談下さい。バンコクと上海の現地では私本人が対応させて頂きます。
当院では極力歯を残そうと思って診療にあたっています。
メタルコア(金属の土台)を除去して、軟化象牙質(むし歯の部分)を除去して、さらにGP(ガッタパーチャ)を除去したら破折線が見えてきてしまいました。縦にスパーンと線が入っていました。
こんな場合は根管治療をしても歯の保存は出来ませんので抜歯になります。(全ての破折が抜歯になる訳ではない)
破折したのを接着するような情報がありますが、科学的根拠に乏しい診療です。そのような情報が雑誌や新聞などに出ている可能性があります。
新聞や雑誌の情報などは一見信頼出来そうに思えますが、情報が正しいか?は吟味が必要です。
明けましておめでとうございます。今日から2019年の診療開始でした。
写真は歯の根尖部(先端の部分)にヒビ(破折線)を見つけてしまった時の写真です。キセノンライトの光が届いてはいるものの、カメラの静止画の画像にすると暗くて写ってないかもしれません。
今日の診療では歯が折れてしまっている症例が連発して、なかなか大変でした・・・。新年早々難しい症例が連発です。
歯の神経を取ると歯の寿命は短くなる傾向があります。取らないで済むならできる限り神経は取らない方が良いですね。でも、「取るか」「取らないか」の診査、診断がなかなか難しいんですよね・・・。
処置だけではなく診査・診断も非常に重要であり、歯内療法専門医のように特化したトレーニングを受けた歯科医師とそうでない歯科医師とでは明らかに結果が異なります。
今年も患者さんが受診しているかかりつけ歯科医院の歯科医師からのご紹介のみ診療を受け入れ、きちんと元の医院にお戻しして、患者さんとGPの歯科医師の為になるよう活動していきたいと思っています。宜しくお願い致します。
12月5日〜13日まで都合によりお電話がつながりません。
ご不便をおかけしますが、ご用件のある方は、ホームページ内の「お問合せ・ご予約はこちら」からご連絡をいただきますようお願いいたします。
日本で診療していると、たまに海外の歯科医院で診療した患者さんが来院される事があります。
先日は上海の歯科医院で根管治療(神経を取る処置)を受けた方が来院されました。
上海では銀歯を被せる事がほとんどないため、比較的高額な白くて綺麗なクラウン(被せ物)を装着する事が多いです。
今回はせっかく白くて綺麗な被せ物を上海で装着したのですが、レントゲン上で根の先端に黒い影のような像が出ていて、細菌感染が疑われる症例でした。なにせラバーダム防湿はしないで根管治療してますからね。根尖性歯周炎になっている可能性が高いですし、治療履歴から怪しいですね。
白くて綺麗な被せ物を削ってはずし、さらに中にはメタルコア(金属の土台)の状態になっていました。メタルコアを除去してみたら写真のような感じでした。
うーん、削り過ぎ・・・。1回目の根管治療でこんなに歯を削ったら折れるリスクが非常に高くなります。きちんとトレーニングを受けた歯科医師がやらないとこのようになる事が多いです。また、すでに部分的に茶色くなっており、感染歯質のようにも見えますのでクラウンを外して良かったなあ・・・。と感じられる状況でした。
まあ、過去の事をどうこう言っても始まらないので、これから再治療を上手くやっていき、無事根尖性歯周炎が治ってくれる事を祈ります。
今日の症例写真です。
被せ物をはずしてみたら歯頚部(歯のつけ根の部分)から折れていました。
メタルコア(金属の土台)を除去してみたらかなり深い部分まで柔らかくなっていて、むし歯で感染している感じでした。
歯が折れている部分を除去したら歯肉のラインより下の位置まで欠損していましたし、むし歯でかなりの健康な歯質を喪失していましたので、残念ながら今回は抜歯をしても良いのではないか?とご提案して治療は中止しました。
古い根の治療をしてある歯はぐらつきなどが無くても今回のようにかなり悪くなっている事があります。下手したらいきなり抜歯になってしまうこのような場合こそ、歯内療法は非常に重要だと思わされます。