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カテゴリ: ブログ

PENN ENDO STUDY CLUB IN JAPANの卒業プレゼン見学初日

今日は都内で研修会でした。PENN ENDO STUDY CLUB IN JAPAN(ペンシルバニア大学歯内療法科専門医プログラムが日本で行われているもの)の3期生の卒業プレゼンを見学しました。そして私は4期生として5月から受講する事が決まっています。

日本にはまだ歯内療法専門医という概念自体が確立していませんが、今回のプログラムを受講する事により米国での歯内療法専門医が2年間かけて受ける内容を1年間で受講する事になります。
これから一年間大変そうですが何とか頑張って日本の歯内療法がよくなるように活動したいと思います。

大学病院からの患者さん

昨日の初診患者さんで、1本の歯の治療のために数件の歯科医院へ行って最終的に当院に来院された方がいます。このような状況を皮肉っぽい言い方かもしれませんが「ドクターショッピング」と呼ばれます。うつ病の治療などでもよくある事だという内容がウェッジという月刊誌などで紹介されていました。

実は歯科の歯内療法領域でも日本全国でかなりのドクターショッピング状態の患者さんがいらしゃいます。これは私個人的には社会問題だと思っています。色々と原因があります。

①保険診療での診療報酬が安すぎる。

⇒単純に言うと保険診療では1万円くらいしか報酬が支払われません。1万円しか入ってこないのに歯科医療機関はどのようにして精密な治療ができるのか?マイクロスコープの費用や滅菌消毒のコストは?どこからでるのか?

多くの歯科医師はこの矛盾の中で診療しなければならない日本の現状があります。

 

②大学での歯科医師の教育の問題(標準化が全くできていない)

⇒大学病院では歯科医師によって力量のばらつきが大きいです。しかし基本的には保険診療できちんとした事を受けられる場所ではあります。保険で受診するのであれば大学病院が選択肢になるでしょう。しかし患者さんが多く難しい問題があります。一開業医が意見を言える事ではないと思っています。

 

③患者さんの問題(歯の治療に数万円を負担するということに対して高いと感じてしまう状況)

⇒日本は国民皆保険という考え方で戦後から制度ができて運用されてきました。残念ながら医療技術も進歩したため、歯内療法領域に関してはどう考えても保険診療で良い事をするのは難しい状況だと思います。

 

今回の方は最終的には某大学病院の歯内療法科まで行ったあげく痛みが引かずホームページを検索し当院に行き着いたそうです。ただし、保険診療による歯内療法のため、何度も再治療をして長期化してしまったケースは本当に難症例になっていることが多いです。それも歯科医院での治療が難治化させてしまう訳です。

当院のようにアメリカの正しい歯内療法の教育を受けた歯科医院であれば奥歯の神経を取る治療は1、2回で終わります。(コストはかかりますが。)しかし、保険診療ですとダラダラと何度も通院し悪くなっていく事が多いです。「最初から歯内療法専門医を紹介すれば良いのに」と思ってしまうのですが、実際にはなかなか難しい問題が多く存在しています。まだまだ日本の歯内療法が良くなるには時間がかかると思っていますが改善すべき大きな問題だといつも感じています。

 

NPO法人のカードが到着

昨年私は歯内療法におけるNPO法人の設立に関与しました。その際に理事のメンバーで資金を明確に分ける為にクレジットカードを各自作成したのですがNPO法人のクレジットカードがやっと先日届きました。これで少しづつですが活動をしていきたいと思っています。

診療以外にも私は以下のような事を意識していきたいと考えております。

「歯内療法」という治療項目の認知度の向上、歯内療法専門医の認知度向上、歯内療法専門医と一般開業医との棲み分けの推進、若手歯科医師の教育などなどです。

目標は一言で言うと日本全国に歯内療法専門医が散らばり、地域の方が歯内療法で困った時の受け皿を整えることです。

歯科医師過剰対策においても専門性を持たせて棲み分けをする事は非常に重要だと思います。皆にとって良い方向へ行けば良いと思っております。まだまだ未開拓な分野で時間もかかるとは思いますが皆様のご協力をお願い申し上げます。

AAE(米国歯内療法)に入会申し込み

本日、AAE(米国歯内療法学会)に入会申請書を記載しFAXで申し込みました。

前日に英会話のレッスンだったので先生に一応記載について確認してもらいました。

全て英語で記載するのは結構難しいものです。

種別はインターナショナルメンバーかアソシエイトメンバーか迷いましたが、内容を読んだらアソシエイトに申し込むべきだと判明しました。

入会が受理されると学術誌であるJOE(ジャーナル・オブ・エンドドンティクス)が送付されてきます。米国ですから当然英語論文ですが今後はこのような勉強法で頭を整理していかなければなりません。私にとってはキツいことも多いのですが何とか努力していきたいと思っています。

そしてEBM(科学的根拠)に基づいた歯内療法を実践していきたいと考えています。

最高記録!

今日はマイクロエンド歯科開院以来新記録の患者でした。
と言っても10人ですが・・・。
当院は健康保険が利用できない自由診療のみの歯内療法専門の歯科医院です。
よって一日の患者数は本来4人とか6人とかしか来ないはずです。
しかし今日は簡単な治療が多い上にコンサルテーションの方が多かったのでこのようになりました。
皆さんそれなりにシビアなケースですので結構大変です。
保険診療とはまた別の大変さがあります。
ただ、その分責任もやりがいも増加しますのでそれを自覚して今後歯内療法専門医に向かって進んでいきたいと思っております。宜しくお願い申し上げます。

歯内療法に特化したNPO法人設立

年末に日本の歯内療法をもっと良くする為にNPO法人を設立しました。詳細はまだ公開していませんが、今後は日本全国正しい歯内療法が広まるように活動していこうと思っています。

具体的には診療費用の適正化や歯内療法専門医などの明確化などになってくると思います。日本の歯科医療は全てフリーアクセスなのはメリットでもありますが、デメリットでもあります。特に歯内療法分野は不採算部門の最たるものですからより良い医療になるわけがありません。これは言い換えると保険制度の良い面悪い面と同様です。

今後は時代が変化して人々の価値観も変化すると思われます。例えば「水」「お茶」です。昔は誰も買いませんでしたね。こんなに皆がお茶や水を買うのを誰が予測していたでしょうか?

また、私の時代はかっこいい車に乗るのはステータスでした。今の若者は車はあまり興味がないと聞いています。このあたりも価値観の変化ですね。

歯内療法も変化しています。皆さんも変化を感じてみて下さい。

ルールが守られない日本の歯内療法

今日は佐倉市の休日当番医として日曜の朝から待機して急患対応をしています。その中で歯内療法の処置中の患者さんが来院しました。他院で最近根管治療をして根管充填(Root canal feeling,略してRCF)後に仮詰めがとれたということでした。

根管充填とは神経の管を掃除したら最後に管を埋めて再感染をさせないように維持する為の処置です。いわゆる「神経をとった後に歯の内部に薬をつめる」行為です。そして一般的にはガッタパーチャというピンクやオレンジ色のゴムのような棒状のメインポイントと呼ばれるものにシーラーと呼ばれる粉と液を混ぜたペースト状の薬剤をつけて根管内に詰めてふたをして終わります。

今回は見るとガッタパーチャが完全に飛び出しています。さらにストッピングと呼ばれる材料で仮詰めしてあり、ほとんど崩れています。さらにむし歯の部分は除去しないで根管治療をしてあります。

本来であればむし歯の部分は全て除去してから隔壁という堤防のような形に詰め物をしてラバーダム防湿し、中は無菌的に治療しなければなりません。むし歯の部分には多量の細菌がいるはずです。菌を感染させないようにしなければならないのに入り口にむし歯が残っているのはどう考えても矛盾していると思います。

そして根管充填をしたらその後の仮封(仮詰めのこと)は厚みが3、5mmから4mm必要なのです。せっかく中をきれいにしたのに仮封が悪かったら口腔内から中に感染します。ストッピングと呼ばれる仮封の材料は残念ながら要求を満たしていないものです。このように無菌的にやらなくてはならない事が出来ていないのは要所で重要なルールを守れていないところに原因があります。

全ての歯科医院がこのような状況ではないにせよ結構同様なレベルは多いです。実際に私も卒後してすぐに勤務した歯科医院や歯内療法をきちんと理解できるまでは似たようなレベルでやっていました。一番問題なのはやっている本人が知らないで本当にそれで良いと思っているところが問題です。大学ではもっと根本的な事を本当は習うのですが、保険制度の中で診療していくと就職した歯科医院の考え方などで知らない間に間違った治療方法が定着してしまうのです。これは恐ろしいことです。

全てが上手く行かない訳ではないですが、徹底した無菌的な環境できちんと治療をするべきですし、自分ならそのような医療を受けたいです。ただし、その為には手間暇がかかりコストも時間もかかります。そこを患者さんには理解して頂くことが必要です。

2月5日の講演内容

2日目の講演内容

・Prevention against Bacterial Invasion(Crownal Restration)

・ポストと築造

・The Cracked Tooth Syndrome&Vertical Root Fracture

・再治療

・Mineral Trioxide Aggregate(MTA)

・Endodontic Microsurgery

 

残念ながら欠席しましたので今回は聞けませんでした。ただし、今後PENN ENDO STUDY CLUB OF JAPAN(ペンシルバニア大学歯内療法科の年間プログラム)を受講しますので嫌というほど論文を読む事になるのかと思っています。実は今かなり不安な状況です。

2月4日の講演内容

初日の講演内容

・目的

・概要

・根尖性歯周炎の難治化

・臨床歯内療法に必要な細菌学

・Bacterial Reduction

・Prevention against Bacterial Invasuon(Obturation)

以前の4日間コースの時よりも資料がカラーで見やすかった。若干スライドや記載方法なども解り易くバージョンアップされており素晴らしい講演だと思いました。

講演の先生もかなり整理されており色々な質問が出てもスムーズに回答しており、質問も多く出て良い研修会だと改めて感じました。

今週の土日は歯内療法のセミナーがあります。

今週末の4日、5日は私が参加しているグループの歯内療法2日間コースがあります。以前は4日間コースとして開催されていたものです。私は数年前の4日間コースを受講しすごく内容に感激したのを昨日の事のように覚えています。同業の歯科医師はぜひ受講することをお勧めしています。後輩や周りの先生などに何人にも受けるように言っていました。

今回私はペンシルバニア大学の年間プログラム受講の為に再受講するのですが、5日は佐倉ウェルネス歯科医院にて佐倉市の休日夜間当番医で待機しなければならず出られませんでした。ただ、もう忘れている情報などもあると思っていますので4日の講義が楽しみです。再度基本に戻るために講義を聞き、再確認したいと思っています。

 

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