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カテゴリ: ブログ

マイクロエンド歯科にて歯内療法専門医の診療スタート!(2019年)


明けましておめでとうございます。今日から2019年の診療開始でした。

写真は歯の根尖部(先端の部分)にヒビ(破折線)を見つけてしまった時の写真です。キセノンライトの光が届いてはいるものの、カメラの静止画の画像にすると暗くて写ってないかもしれません。

根尖部での歯根破折症例

 

 

 

 

 

 

今日の診療では歯が折れてしまっている症例が連発して、なかなか大変でした・・・。新年早々難しい症例が連発です。

歯の神経を取ると歯の寿命は短くなる傾向があります。取らないで済むならできる限り神経は取らない方が良いですね。でも、「取るか」「取らないか」の診査、診断がなかなか難しいんですよね・・・。

処置だけではなく診査・診断も非常に重要であり、歯内療法専門医のように特化したトレーニングを受けた歯科医師とそうでない歯科医師とでは明らかに結果が異なります。

今年も患者さんが受診しているかかりつけ歯科医院の歯科医師からのご紹介のみ診療を受け入れ、きちんと元の医院にお戻しして、患者さんとGPの歯科医師の為になるよう活動していきたいと思っています。宜しくお願い致します。

上海で根管治療を受けて上手くいかない・・・。

上海で根管治療

日本で診療していると、たまに海外の歯科医院で診療した患者さんが来院される事があります。

先日は上海の歯科医院で根管治療(神経を取る処置)を受けた方が来院されました。

上海では銀歯を被せる事がほとんどないため、比較的高額な白くて綺麗なクラウン(被せ物)を装着する事が多いです。

今回はせっかく白くて綺麗な被せ物を上海で装着したのですが、レントゲン上で根の先端に黒い影のような像が出ていて、細菌感染が疑われる症例でした。なにせラバーダム防湿はしないで根管治療してますからね。根尖性歯周炎になっている可能性が高いですし、治療履歴から怪しいですね。

白くて綺麗な被せ物を削ってはずし、さらに中にはメタルコア(金属の土台)の状態になっていました。メタルコアを除去してみたら写真のような感じでした。

うーん、削り過ぎ・・・。1回目の根管治療でこんなに歯を削ったら折れるリスクが非常に高くなります。きちんとトレーニングを受けた歯科医師がやらないとこのようになる事が多いです。また、すでに部分的に茶色くなっており、感染歯質のようにも見えますのでクラウンを外して良かったなあ・・・。と感じられる状況でした。

まあ、過去の事をどうこう言っても始まらないので、これから再治療を上手くやっていき、無事根尖性歯周炎が治ってくれる事を祈ります。

何がなんでもラバーダム防湿!

歯肉にラバーダムのクランプをかけた クラウン(被せ物)を外して、むし歯の部分を削っていったら歯がほとんど失われて、根だけになった状態の歯の写真です。

このように歯の体積が相当ない場合はラバーダム防湿法を行う場合の歯にひっかけるクランプという金属が上手く歯にかからない時があります。そのような場合には歯肉にラバーダム防湿のクランプをかけて、何がなんでもラバーダム防湿をおこなって根管治療を行います。

正しい根管治療はラバーダム防湿をしないで行う事はあり得ません。ラバーダム防湿をしないで根管治療をすると歯の内部に細菌感染を起こしやすくなるため、根の治療をするのであれば、最低でもきちんとラバーダム防湿をする歯科医院でやりましょう。

ラバーダム防湿が出来ないほど歯質が喪失した歯は基本的に抜歯になります。

お盆明け診療でいきなり外科的歯内療法(歯根端切除術)

外科的歯内療法(歯根端切除術)

お盆休み明け初日の診療が無事終わりました。休み明けにも関わらず初日から外科的歯内療法の手術がありました。

同じ勉強会に所属している歯科医師も見学に来てもらいお手伝いしてもらったので、何とかスムーズに手術が終了しました。

今日の症例は左上の小臼歯で普通に再根管治療でやり直しをしても症状が引かず、難治化していると思われる歯でした。外科的歯内療法の時はマイクロスコープを使用する事で明らかに成功率が上がります。今まで治らなかった場合でもかなりの確率で治癒します。

今日の患者さんも症状が落ち着いて3ヶ月後に治癒している事が確認できる事を祈っています。

かかりつけ歯科医院の歯科医師は紹介してくれるか?

最近、今まで紹介していなかった歯科医師から紹介されてくる患者さんがチラホラ出てきています。当院は基本的にかかりつけ歯科医院からの紹介状がないと受付けない診療システムの歯内療法専門の歯科医院です。

マイクロエンド歯科院内写真

理想はアメリカのように全てのかかりつけ歯科医院の歯科医師が難症例や難治化(なかなか簡単に治らない状態)した症例は専門医に紹介するという流れです。

ただ、実際に患者さんからよくよく聞いてみると、「専門医の先生に診てもらいたい」とか、「一番良い方法は何ですか?」とか「一番治る確率が高い選択をしたい」とか「先生だったらどうしますか?」とか、まあ色々と言い回しがありますが、患者さんからかかりつけ歯科医院の歯科医師に何かしらの意思表示をしてから紹介してもらう手続きをする場合が結構見受けられます。

これは別にかかりつけ歯科医院の先生を悪く言う意図はないのですが、ルーティンで全ての患者さんに専門医を紹介するのって結構大変なんですよね。

「専門医について」や「なぜ外部に委託しないといけないのか?」などなどいずれにしてもなかなかの説明が必要ですし、ましてや他の医療機関に紹介するとメールしたり紹介状書いたり色々と手間がかかります。その割にメリットもあまりないと考えられる傾向はあるかもしれません。

医師も歯科医師も日々忙しい中で診療していると思います。一旦ルーティンになってしまえば良いのかもしれませんが、全ての歯科医院がそうなっている訳ではないですし、こちらからそれを期待するのも難しいかもしれません。

一つ確実に言える事は、患者さんには歯科医院を選択する権利がありますし、歯科医師もそれに対して真摯に応える義務があるという事です。

言いづらいかもしれませんが、かかりつけ歯科医院の担当医に勇気を出して「根の治療は歯内療法専門医を紹介してもらえませんか?」って聞いてみるのも良いかもしれません。

AAEの75周年マグネット

AAEマグネット

先日、AAE(アメリカ歯内療法学会)の年会費を支払った投稿をしましたね。

その時に年会費の請求書が送られてきてて、封筒内にはマグネットが入ってました。

75周年みたいですね!

アメリカの歯内療法の会が75周年か〜・・・。単純に凄いなあと思いました。

 

所属している勉強会でも古い文献を読む機会が多くありますが、欧米の歯内療法のレベルって昔からなかなか凄いですし、今も変わってない事が沢山あります。

日本の場合は健康保険制度が仇となり、当たり前の処置が出来る環境ではないので、根管治療が上手くいかず、根尖性歯周炎の有病率が非常に高くなっている状況だと思われます。

まあ、私も昔は同じでしたが、「ほとんどラバーダムなんて使用しないで細菌だらけの口腔内を触ったら、そりゃ細菌感染するよなあ〜・・・。」って今なら冷静に考えられますが、当たり前に行われている日々の日常って異常な事に気付かないんですよね。これって凄く怖いことだと思います。

自由診療だから2本同時に効率よく診療出来ました。

2本同日一気に終わらせた症例

今日は台風が来ているため患者さんに予約を調整して頂き、診療は早めに終了しました。

今日の方ですが、左上4と左上2の2本同時に進めている患者さんがいらっしゃいます。過去の根の治療の多くは問題があるため、当院では数本の根の治療をやり直す方が結構な割合でいらっしゃいます。ただ、1本ずつやってたら時間もかかりますし、通院も大変ですよね。

大臼歯(6番目、7番目、8番目の奥歯)は大変なので難しいですが、それより前の歯である程度単純な状況であれば予約を長めに取ったり、お昼をまたいで休憩したりすれば同日に2本一気にやったりして、来院回数を抑える事も可能です。

保険診療ですと、色々な制約があり何度も通わなければならなかったり、無駄な通院が増えたりしますが、当院では自由診療なので不要な事はやらないで良い結果が出るように最短かつ効率的にベストを尽くす事が出来ます。

自由診療のメリットは実はかなり色々とあって、保険では対応しきれない理由の一つになります。根管治療でも特に過去の治療のやり直し(再治療)は本当に難しくて、何度も通院したり、下手に触ると余計悪化させたりするので、歯内療法専門医が治療した方が良いと思っています。

以前私が GP(一般の歯科医師)の時代からずっと思っていますし、実際に多くの方を当時の私は歯内療法専門医に紹介していました。

AAEの更新手続き完了!

AAEの年会費明細

先日、AAE(アメリカ歯内療法学会)の会員資格の更新手続きが終了しました。

409ドル支払いました。結構高いんですよね・・・。

期限切れててもしかしたら遅くなった費用が別に請求されたかもしれません。^^

 

まあ、学術情報誌などが購読出来て、情報をもらえるメリットですかね・・・。

歯内療法専門医としては必須な学術団体所属だとは思ってます。

いきなりCTは要らないですよ〜!

CT画像は不要

今日、ある知り合いの先生から「患者さんを紹介する事を検討してて、CTを送りたいのでメールアドレスを教えてください。」と連絡がありました。

以前から知っている先生でしたので「CTじゃなくてデンタルを送って下さい。このメッセンジャーで良いですよ〜。」って軽くお返事したのですが、CTが送られてきました。「いやいや、デンタル送って下さ〜い!」って再度丁重にお返事してからデンタルが送られてきました。

よくCTで何でもわかると勘違いされている事って多いんです。何でもかんでもCT撮っちゃう。また、歯科の業者さんもこれからはCTは必須ですとか適当に言って、皆買っちゃう・・・。

ALARA(as low as reasonably achievable)の法則ってやつがある訳ですよ。ALARAとは、国際放射線防護委員会が示した放射線防護の基本的な考え方です。レントゲンを撮影すると患者さんは被曝する訳ですし、治療上のメリットが被曝のデメリットを上回るから治療に必要で撮影する訳ですよね・・・。

CTは被曝量も大きいし、歯内療法専門医はいきなりCTを撮影して根管治療するっていう教育は受けていません。アメリカの大学病院の歯内療法科でもまずはデンタル(小さいレントゲン)を撮影して、どうしても追加で情報が必要な時に限ってCTなどを撮影します。

もちろんCTが完全に不要と言っている訳ではないです。必要な時は必要です。当院にはCTはありませんが、必要と思われたらCT撮影を外注し他院にて撮影を依頼する事になります。

今日こんな出来事があったので投稿してみました。

AAE(米国歯内療法学会)の会員資格延長手続きの書類

AAEの会員資格延長申請用紙

最近、AAE(米国歯内療法学会)から郵送物が届きました。

現在インターナショナルメンバーという会員資格を所有しています。来年度分の更新の書類です。

もちろん更新しますが・・・。

毎年、アメリカに行くのもこのAAEの学会があるためです。ある意味歯内療法の分野では一番進んでいる学術団体だと言えるでしょう。会員資格の維持だけでもそれなりのコストがかかりますが、JOEという文献ももらえたり、歯内療法専門医としては色々とメリットがあるのでやめるわけにはいかない状況です。

英語のやりとりが多少面倒です・・・。^^

 

 

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