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ルールが守られない日本の歯内療法

今日は佐倉市の休日当番医として日曜の朝から待機して急患対応をしています。その中で歯内療法の処置中の患者さんが来院しました。他院で最近根管治療をして根管充填(Root canal feeling,略してRCF)後に仮詰めがとれたということでした。

根管充填とは神経の管を掃除したら最後に管を埋めて再感染をさせないように維持する為の処置です。いわゆる「神経をとった後に歯の内部に薬をつめる」行為です。そして一般的にはガッタパーチャというピンクやオレンジ色のゴムのような棒状のメインポイントと呼ばれるものにシーラーと呼ばれる粉と液を混ぜたペースト状の薬剤をつけて根管内に詰めてふたをして終わります。

今回は見るとガッタパーチャが完全に飛び出しています。さらにストッピングと呼ばれる材料で仮詰めしてあり、ほとんど崩れています。さらにむし歯の部分は除去しないで根管治療をしてあります。

本来であればむし歯の部分は全て除去してから隔壁という堤防のような形に詰め物をしてラバーダム防湿し、中は無菌的に治療しなければなりません。むし歯の部分には多量の細菌がいるはずです。菌を感染させないようにしなければならないのに入り口にむし歯が残っているのはどう考えても矛盾していると思います。

そして根管充填をしたらその後の仮封(仮詰めのこと)は厚みが3、5mmから4mm必要なのです。せっかく中をきれいにしたのに仮封が悪かったら口腔内から中に感染します。ストッピングと呼ばれる仮封の材料は残念ながら要求を満たしていないものです。このように無菌的にやらなくてはならない事が出来ていないのは要所で重要なルールを守れていないところに原因があります。

全ての歯科医院がこのような状況ではないにせよ結構同様なレベルは多いです。実際に私も卒後してすぐに勤務した歯科医院や歯内療法をきちんと理解できるまでは似たようなレベルでやっていました。一番問題なのはやっている本人が知らないで本当にそれで良いと思っているところが問題です。大学ではもっと根本的な事を本当は習うのですが、保険制度の中で診療していくと就職した歯科医院の考え方などで知らない間に間違った治療方法が定着してしまうのです。これは恐ろしいことです。

全てが上手く行かない訳ではないですが、徹底した無菌的な環境できちんと治療をするべきですし、自分ならそのような医療を受けたいです。ただし、その為には手間暇がかかりコストも時間もかかります。そこを患者さんには理解して頂くことが必要です。

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